Moon of Ice より  さらばPopy王国

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口語定型詩(無季・有季俳句、短歌、旋頭歌、片歌、仏足石歌)

カテゴリ:無季俳句口語現かな( 19 )

追いかけていませんかあの一本松
不実めくわたくしからの三くだり半
鎖されて入ってゆけぬ一個べや
家政婦に来たんじゃないわ子供部屋
部屋ごもり守ってくれる約束は
結局は他人であったという事実
この家は「ただいま」じゃない家だった
ふたりとも家二軒づつ持っていた
清水の舞台は一つだからいい
子供には一つの舞台が大事なの
わたしたちこの舞台こそ家族なの

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by chigai_tyan | 2014-04-28 10:14 | 無季俳句口語現かな

おいたれば

老いたれば青き心を野に放て
果て無きに悟るといふ字余白あり
濁り川未練の石を投げてみよ
一石を投ぜよ闇のムラ社会
資本家の縛りが解けて主張せり
K君はプロの講師と相成りぬ
社会的文脈無視の人集め
そら耳の虫ら心の隙に落ち
そら耳の奈落銀河の果ての穴
バスの中意外乾燥注意報

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by chigai_tyan | 2014-04-25 14:11 | 無季俳句口語現かな
リスの国人の優位を語り出す 
過干渉リスの王国合衆国
愛嬌もいつか海豚と餌競う
動物の科学と保護の分離主義
保護の意味 先住民の管理法
大挙して太平洋を独り占め
難産のTPPを切り開ける
産道を通らず母乳能く出ない
結局は人工授乳薬漬け
なかんずく戦争の影纏いつく

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by chigai_tyan | 2014-04-24 00:24 | 無季俳句口語現かな

公共の論議の外に天皇旗

憲法の箍(たが)緩びたり盛り過ぎる
公共の論理を含む新憲法
けろころと舌三枚に割れてゐる
公共の論議の外に天皇旗
皇族に国民たれと言ふ誤解
皇族に国民の持つ権利なし
皇族に民主主義はあり得ない
ひさひと(悠仁)親王殿下には防衛大の狭き門
皇族に一般人の常識を
皇族は非国民なり保険なし
皇族の第一義〈 保守と血筋と 〉
皇族は眩いくらいのさりげなさ
公共の論議の外に天皇旗

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by chigai_tyan | 2014-04-19 10:25 | 無季俳句口語現かな

破れ句を回避して

三代の帝国畳み いまや夏
体験の幻覚今に恙なし
五代目のたてがみ疎ら 君主国
治者であり民の奪へる 民主制

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by chigai_tyan | 2014-04-19 09:02 | 無季俳句口語現かな

帝国の領空

by chigai_tyan | 2014-04-19 08:00 | 無季俳句口語現かな
文芸は興味そそると武器になる
子規啼いて官僚文化の華を踏む
万葉は明治に背く深慮かな
地上ではあり得ぬ虹の下半分
虹の脚融けゆく中にわれらゐて
和歌さえもお家芸とは腐り果て
死に臨みうた詠む人のかんばせを
飄として生きたがりけり花に蝶
障碍に差あれ人にはあるまじき
親政に江戸システムの見え隠れ


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by chigai_tyan | 2014-04-13 15:57 | 無季俳句口語現かな
門内の漆黒闇の群 動く
パロディの世界人口燃え盛る
好きそうな絵をひとつだけ掛けてみる
青原の尽きて線路と内の海
青踏んでいいのは露頭 土の路
JR狭軌選んだ結果論
歳時記の季節の記述国の基
相聞の歳時記あらば恋明かり
文法の「ラ抜き」「ゐ抜き」に国家論
無季俳句見立ての鍵に「切れ」を見る


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by chigai_tyan | 2014-04-10 20:58 | 無季俳句口語現かな

長い夜も明けてゆくもの

潮垂れて鬱の抜けようはずもない
もう一度我慢の屑を捨てようか
感慨に耽るこの夜の一時間
あけぼのに心ゆだねて春や春
無理せずに夜の顔には般若湯
長い夜も明けてゆくもの飽きに風
ああワレと因果含める日々もあり
山ひとつ同じ山なく一人旅
共過ぎや無名の底に惹かれたり
歯磨きをまじめにやって入れ歯浮く

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by chigai_tyan | 2014-04-08 21:57 | 無季俳句口語現かな

完熟の森に出会って

かんじゅくのもりにであってあきをしる
完熟の森に出会って秋を知る
ひとしきり風の震える墓の割れ
透き綾のみどりの光感じ入る
人工の森ではあれど 数世紀
ときの滓つちに融けゆく傷も吾も
年を捨て断絶の幅 国を呑む
流離うて河原の石に吾を見れば
落ち葉踏む枝のあはひに街の響
パロディを面白がって花を読む
ふと逢いに往きたいひとに独り言



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by chigai_tyan | 2014-04-07 11:04 | 無季俳句口語現かな

口語定型詩(無季・有季俳句、短歌、旋頭歌、片歌、仏足石歌)


by 兵站(へいたん)戦線